眼の奥がほどけて、後頭部がじーんとしている。顔の筋肉のゆるみっぷりが、なんともいい気持ち。 きょうは、むりに口角を上げることも、目を大きくみせようとむだに見開くがんばりも、ぜんぜんなし。 ただ川の流れを見ている。 いつもの通勤電車の終点までき…
刺繍は、傘。詩集は、家。 雨が降ったら、傘をさす。風が吹いたら、家のなか。 こころに雨がふったら、こころの傘を。こころに風がふいたら、こころの家で。 いつか、澄みわたる青空のたかい、とおいところから、キラキラの切符が届く手筈。 そしたら、小さ…
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