許し色ってご存じかしら?
だれもが自由に着用を許された服の色で、
紅や紫の淡い色のことでございます。
許すがあれば、許さないもあるのが世の道理、
そちらは、禁色と書いてきんじきと読みます。
高貴な方の色、役職の色があって、
黄櫓染、青、赤、黄丹、深紫、深緋、深蘇芳の七色のことです。
色を許す許さない、そんな時代があったわけですけれど、
そう考えるといまはたいへん自由でございますね。
え、そういう先生はいつも黒しか着てこないって?
まあ、お気づきになられたの。
黒以外、禁色ってことかしら。
マイルールって、ときに厄介ですこと(ほほほ)
きょうはそんな落ちで、
ございます先生の授業は終わった。