雅日ノート

自分らしく楽に生きるためのヒントになったらいいな、な不思議系お話集

秘湯の宿で

パサッカサカサカサ パサパサシャシャー 電気を消した途端妙な音が聞こえだした 不規則なカサカサ音なにかが動いている この部屋になにかが、いる 山奥の秘湯旅館布団のなかでボクはじっと耳を澄ます 眠れるわけないなに?なんの音? からだが固まって電気の…

雨の月曜日

メンタルあるある川柳かるたなるものを、いただいた たとえば、か「感情は、同時に一つしか感じない」とかかれてあって 雨の月曜、イヤだな~に早速ためしてみる 雨が、疲れを洗い流してく~(ラッキー)雨が、余計な考えを水に流してく~(ラッキー) それ…

最善を尽くして生きる

パク・ソジュンさんが好きです どこがといえば顔が 直接的すぎて身もふたもない?・・・としたらたたずまいが うーんいや、やっぱり顔です顔 最善を尽くして生きてきたって顔している気がするんですよ って、最善を尽くしてきたかなんて本当のところは、自分し…

チェックのシャツ考

ほかの人から見たらたぶん、ボクはいつも同じ格好をしている たしかにいつも同じような服をかってしまうんだけど 春夏用にひとつ秋冬の素材でもひとつ うわっこれ、襟のデザイン好き~でまたひとつたまに色違いでも追加して 絶妙なリネンブレンドの肌触り◎、…

江戸の夕焼け

だいだい色の夕焼けが暮れなずんで薄紫からしだいに藍色になっていく時間が てまえは好きでございまして正直、てまえにとっていちばん贅沢な時間でございますが れいわ?に商いにいった者から聞くと家路に向かう乗り物のなかではみんなじぶんの手のひらを見…

価値の置き処しらべ

早起きの人は早起きに価値をおいている 朝食ぬきの人は朝食ぬきに価値をおいている 人は、その言動に何らかの価値を感じながら寝て起きて、食べて、また寝る おっと、小生寝てばかり・・・zzzずばり、寝ることに価値をおいて候 すっかり習慣化してどこに価値を…

「はじめて」が保存される場所

はじめて自転車にのれた日 はじめて制服に袖をとおした日 はじめてお酒を飲んだ日 はじめてお給料をもらった日 そのあいだに味わったたくさんの、はじめての感情 あれから思えばずいぶんと長く生きてきたよなぁ・・・なんて柄にもなくしみじみするけど はじめて…

あの夏のアイス

あのテレビ、ばあちゃんもそう思うわ貯金はほどほどでええわいね 明け方にみたばあちゃんの夢 あのテレビって・・・小学生が小遣い使わずに貯めてるって話か? たしか俺100円の小遣い貯めんやったらアイス食べえ子どもの頃に食べたアイスの味、いまだに忘れん …