雅日ノート

自分らしく楽に生きるためのヒントになったらいいな、な不思議系お話集

5階の視点

新しい職場の昼休み

 

歯を磨くときに
ついついトイレの窓にすり寄ってしまう

 

別に変わったものが見えるわけじゃない
きょうも電車が行ったり来たり、いつもの風景が広がっているだけ

 

なんだけど
半年たっても

 

この景色が飽きない
むしろ、心地いい

 

なんで?

 

って、ふいに思いだした
この職場が5階にあることを

 

そういえば
長いこと5階の部屋に住んでたっけな

 

そっか

 

わたしの眼は
5階の視点を必要としてるってことかい