雅日ノート

自分らしく楽に生きるためのヒントになったらいいな、な不思議系お話集

夕暮れ35号

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はじめて降りる駅で
それっぽいバスに乗車

 

どさっと腰をおろすと
ややワイルド目なエンジン音が、背中ごしに伝わってくる

 

プシュー、と扉がひらくとじる
どこまでいっても聞きなれないバス停、がつづいていく

 

知らない街のほわっとした空気
窓のすきまから吹いてくる、どこか懐かしい風に
つい、うとうとしてしまったらしい

 

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うっかり、あさってのバスに乗ってこんなところまで来てしまったと
終点で途方に暮れている、そこのきみ

 

まちがってないから
合ってる!

 

ここで、待ち合わせした
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えっ、最後のほう、夕暮れ35号っていってた?

 

あの?

 

 

夢のつづきのような夕暮れ

 

 


いや、夢かもしれない