(進路に悩む主人公・高3)
うちはこの村も、沖縄も、自分が女ということも、ぜんぶ大嫌い
本当はね、自分で自分にモヤモヤしてるからかもしれない
本当は、何か心を燃やせるような、打ちこめる
一生懸命になるものを見つけたいって、ずっと思ってる
でもそれが何かが、ぜんぜんわからない
みんな、自分がやりたいことがわかってる
でもうちだけ何もない、何もできない
(並んで海をみながら、母)
泣いていいよ、もっといっぱい泣きなさい
暢子は暢子のままで、上等
大嫌いな自分も、大事な自分だからね
いつかきっと、この村に生れてよかった
女に生れてよかったって思える日が、くるとおもうよ
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こんなお母さんがいたら…って思ったら
こんなお母さんになるしかないさ~
誰のって?じぶんのさ~